こんにちは、八木塾の薄井です。
今回は、国語の総合テスト対策の指導となります。総合テストだけではなく、高校の入試試験にも役立つ内容になります。
総合テストの傾向【国語】
学校によって多少の差はありますが、総合テストは後期公立高校入試の問題に近い形で出題されることが多くなります。
以前までの国語の定期テストと比べて、もっとも大きな変更点は出典です。
今までは学校の教科書に出てきた文章を中心に出題されていました。
しかし、入試は教科書に載っていない、多くの人が初めて見る文章から作問されます。
総合テストや今後の模擬試験も、それに合わせて初見の問題が出されるようになります。
入試型の問題形式に慣れつつ、初見の文章に対応する能力をつけることが、国語の総合テスト攻略の鍵になります。
後期公立高校入試の設問構成【国語】
大問1 説明文・論説文
- 配点は35点前後で一番大きい
- 漢字や文法問題も含まれる
- 80~100字(昨年は70~90字)の記述問題
大問2 会話文・資料問題
- 例年は10~14点ほどの配点だったが、昨年度入試では18点に
- 近年重視される対話型の設問
大問3 漢字
- 3問×2点で配点は6点ほど
- ここ3年は誤字訂正形式(誤っている漢字を指摘し、正しいものに直す)
大問4 古典
- 配点は20点前後
- 古文のみor古文+漢文(近年漢文単体では出題されていない)
大問5 小説
- 例年は26~28点ほどの配点だったが、昨年度入試では23点に
- 50字以上の記述問題(字数は50字前後→50~70字→60~80字と増加傾向)
入試問題の総評
ここ3年ほどで対話型問題や記述問題の分量増加、漢字の出題形式変更、平均点の低下傾向などが見られます。入試の問題形式や配点、難易度に変化があるため、それに合わせた対策をしていきましょう。
対策について
入試問題の変化に合わせて総合テストも新傾向の問題の出題や、難易度の上昇が予想されます。
そこで、以下のような対策をおこなってみてはいかがでしょうか?
- 様々な問題集を使って初見の問題を解く練習をする
- 入試過去問(長野県に限らず)や模試に取り組み、適切な時間配分を身につける
- 記述問題を多く解いて記述力を上げる
- 新研究や整理と対策の入試に出やすい漢字や同音異義語を使って頻出漢字の対策をする
国語は他教科と違って「まだ習っていないからできない」ということはほぼありません。
積極的に新しい問題に取り組み、たくさん解くことで国語力を身につけていきましょう!